脳神経細胞の発達に異常=超音波診断装置の長時間使用で

超音波診断って、うちの子たちも受けたけど大丈夫?

脳神経細胞の発達に異常=超音波診断装置の長時間使用で-米エール大

 妊娠したマウスに超音波診断装置を非常に長時間使うと、胎児の脳神経細胞の発達に異常が起きることが、米エール大などの研究チームが8日までに行った実験で分かった。研究成果は米科学アカデミー紀要の電子版に発表される。
 産婦人科の胎児の超音波診断をめぐっては、生後の言語の発達が遅れたり、男児で左利きが増えたりする可能性が指摘されてきたが、具体的な異常のメカニズムは明らかになっていなかった。研究チームは、人間に近い霊長類で同装置の影響を詳細に検証する必要があると提言している。
 米国では、1990年代半ばから同装置を医療目的ではなく、妊婦向けの記念撮影の商売に使う企業が横行。医療用より強い超音波で立体画像や動画を撮影できる装置が使われており、米食品医薬品局(FDA)は2004年、医療目的以外での使用をやめるよう警告した。 
(時事通信) - 8月8日10時1分更新


同じカテゴリー(健康・体内環境)の記事

写真一覧をみる

削除
脳神経細胞の発達に異常=超音波診断装置の長時間使用で