日本脳炎:豚の感染基準超える

日本脳炎:豚の感染基準超える

各地でぽつぽつでているニュース。
点を結びつけると・・・


それにしても、牛、鳥、ときて、今度は豚ですか。
冗談で次は豚、とか言っていたのですが、現実になってきました。

南日本新聞ニュースピックアップ [2006 09/07 07:24]
鹿県が日本脳炎注意報 3年連続
蚊の駆除を呼び掛け
 鹿児島県は6日、日本脳炎ウイルスに最近感染したブタが見つかり、人への感染の恐れがあるとして、県内に注意報を発令した。ウイルスを媒介する蚊の駆除を呼びかけている。注意報は3年連続の発令だが、県内では1996年以降、発症者は確認されていない。
 日本脳炎ウイルスが引き起こす症状は高熱、おう吐など。重症になると首の筋肉の硬直や意識障害が起こり、死亡することもある。感染しても発症することは少ない。
 ウイルスはブタの体内で増殖するため、県が定期的にブタの血液検査を実施。6日の検査で20頭のうち、ウイルス感染歴のあるブタが半数を超え、うち1頭は数カ月以内に感染したことが分かり、県の注意報基準に達した。
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日本脳炎に要注意 県が予防呼び掛け

 【三重県】蚊がウイルスを媒介する日本脳炎の感染の危険性が高まっているとして、県健康危機管理室が注意を呼び掛けている。

 県が定期的に実施しているブタの血液検査で、基準以上の抗体が検出されたという。

 日本脳炎は、ウイルスに感染したブタの血液を吸ったコガタアカイエカに、人が刺されることで感染する。潜伏期間は7-10日。発症すると高熱や意識障害などの症状が現れ、体力が弱い人は最悪の場合、死に至る。ことしはまだ患者が確認されていない。

 ブタに感染が広がると人への感染の危険性が高まると考えられるため、県科学技術振興センター保健環境研究部が7月から毎週1回、県内のブタを10頭ずつ検査している。

 今月4日に採血したブタのうち基準の半数を上回る6頭の血液から日本脳炎の抗体が検出され、3頭は最近1-2週間以内にウイルス感染した可能性があることが分かったという。

 同室は(1)蚊に刺されないよう戸外では長袖、長ズボンを着用する(2)虫よけスプレー、網戸を使用する(3)睡眠と栄養を十分取る(4)水たまりなど蚊の発生源を取り除く-などの予防を呼び掛けている。 (谷村卓哉)
(中日新聞) - 9月8日11時53分更新

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日本脳炎:豚の感染基準超える 県が注意報 /熊本

 県は11日、日本脳炎の中間宿主になる豚の日本脳炎ウイルス感染状況が注意報レベルを超えたため県内に日本脳炎注意報を出した。
 毎年7~9月に実施している感染源調査で、9月4日に採血した20頭のうち15頭(陽性率75%)がウイルスに感染し、11頭が最近2週間以内に感染したことが判明したため発令した。
 日本脳炎はウイルスを保有する蚊(コガタアカイエカ)が媒介する感染症で、300~3000人に1人が発病する。県内では05年と04年に1人ずつ患者が出たが、いずれも回復している。
 県健康危機管理課は「刺されないのが1番の対策。蚊の多い場所では虫除けを使って肌の露出を避け、家庭では植木鉢の受け皿などの蚊が発生する小さな水たまりをなくしてほしい」と話している。

9月12日朝刊
(毎日新聞) - 9月12日17時1分更新


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