熱中症が増加傾向 室内でも要注意

熱中症が増加傾向 室内でも要注意、今夏30人

 熱中症に要注意―。県健康増進課は10日、県内で3年ぶりに熱中症による死亡者が発生したことを受け、記者会見を開き、県民に注意を呼び掛けた。同課によると、県内12カ所の定点医療機関に報告された熱中症患者数は6月18日から7月1日までに30人(屋内での発生6人)に上り、昨年同時期に比べ10人増加している。今年の県内は那覇市で6日に35・0度を記録するなど暑い日が続き、熱中症にかかる人が増加傾向を見せている。同課では「直射日光を避け、水分を十分に取る」ことなどの対応を促している。
 沖縄気象台は9月までの予報として、沖縄地方は太平洋高気圧の勢力が強いため晴れの日が多く、気温は平年並みか平年より高くなると予想している。
 同課の上里林(はやし)疾病対策班長は「6月18日の梅雨明けから、急に暑い日が続いているのが熱中症増加の原因では」と話し、「台風後の気温上昇でも熱中症が起こりやすい」と注意を呼び掛けている。
 同課によると熱中症対策は、日傘や帽子で直射日光を避け、水分を十分に取る。室内でもカーテンなどで日陰を作り、エアコンや扇風機を利用し、風通しを良くする。熱中症になった場合は応急処置として、日陰などで頭を低くして体を冷やし、意識があれば水分補給し、医療機関の受診も検討する―としている。
(琉球新報) - 7月11日11時38分更新

環境省熱中症予防情報サイト
http://www.nies.go.jp/health/HeatStroke/

熱中症患者速報 2006年度
http://www.nies.go.jp/health/HeatStroke/spot/index.html

全国の熱中症指数
http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/expo/heatsyndrome/

室内でも危険! 熱中症の落とし穴 - NHK「ためしてガッテン」(2005年8月3日)
http://www.nhk.or.jp/gatten/archive/2005q3/20050803.html


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