次世代省エネ住宅購入なら電気代1年分負担 セイダイ
【石川県】地場住宅メーカーのセイダイ(金沢市)は、高気密・高断熱の「次世代省エネルギー基準適合住宅」を契約者を対象に、物件の引き渡し日から1年間、電気料金を自社が負担するユニークなサービスを展開している。
次世代省エネ住宅の普及が狙い。この住宅の基準は国際レベル水準とされ、建築環境・省エネルギー機構(国土交通省の外郭団体)が認定する。国は地球温暖化対策の1つとして全国で普及拡大を進めている。セイダイはことし3月に地場メーカーで初めて認定を取得した。
認定取得の記念と、ことし創業30周年の節目を迎えることからサービスを決めた。対象は、ことし4月から来年3月末までのすべての契約者。電気料金はメーカーが工事期間中から負担し通常は、引き渡しに伴い名義を切り替えるが、セイダイは引き渡しの1年後に変更する。
省エネ住宅のため、通常の住宅より電気使用料は安くなるといい、セイダイは月額負担は1万円程度と試算。「1年間払ったつもりで貯金して、旅行や食事に出かけてください」と同社。
セイダイは本社を金沢市割出町から駅西地区の二ツ屋町へ移転し、1日から業務を開始する。業務拡大に伴い、大手住設関連メーカーの支店と近い場所へ移る。ショールームも一新した。
(坂本正範)
(中日新聞) - 8月1日13時39分更新