港区:ソーラー電源使い音声放送「歩きタバコやめて」 きょうから浜松町駅で /東京
12月22日11時1分配信 毎日新聞
港区は路上喫煙や吸い殻の投げ捨てを禁止する「みなとタバコルール」をPRするため、全国的にも珍しいソーラー電源を使った音声放送設備2機を設置し、22日から放送を始める。
設置場所は区役所に近く区の玄関口ともいえるJR浜松町駅の南口と北口。約1分40秒のマナー向上メッセージを朝夕の通勤時間帯や昼食時などを中心に1日30回流す。ソーラー電源を使った設備は通常、照明器具が中心で、音声放送設備は「全国的にもほとんど例がない」(芝地区総合支所)という。
同区は主要駅を中心に指定喫煙コーナーを設置し、定期的に清掃をするなど分煙化や喫煙マナー向上を推進してきた。しかし「火が子どもの顔の前に来る」など、歩きたばこに関する苦情は依然年間70~80件にものぼることから、PRに知恵を絞っていた。
設置費用は約200万円。高さ約2・5メートルの支柱にソーラーパネルとスピーカーが付けられ、5人の子どもの声で「(歩行喫煙では)たばこが顔の高さにあり怖いです。みんなできれいな街にしたい」などと流れる。【窪田千代】
12月22日朝刊
最終更新:12月26日12時50分