昨年度のペットボトル回収率、1.4ポイント増の63.7%
PETボトルリサイクル推進協議会は6日、05年度の国内のペットボトル回収率が前年度比1・4ポイントアップの63・7%となり、世界最高水準を維持したと発表した。海外では欧州が34・6%、米国が04年度実績で21・6%にとどまっている。同協議会では、2010年に75%以上の回収率達成を目標に掲げている。
日本での回収率は、97年の容器包装リサイクル法施行以来、一貫して右肩上がりに推移している。05年度の回収量は33万9000トンで前年度比2万トン増加。特にスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどが自主的に回収する事業系回収率が同2・4ポイント増の18・3%と大きく伸びた。
さらに同協議会では、国内で排出されるペットボトルの品質の高さから、未回収のうちには中国などに輸出された分もあるとみており、実質的な回収率は72%以上に達すると推定している。
(日刊工業新聞) - 11月7日8時30分更新