温室ガス排出権獲得、半年で倍増

温室ガス排出権獲得、半年で倍増…約束期間開始近づき
2月12日10時23分
配信 読売新聞


 京都議定書で温室効果ガスの削減を義務付ける約束期間の開始を来年に控え、途上国などで生じた温室効果ガス排出権を獲得するための民間主導プロジェクトが、この半年間で倍増していることが経済産業省のまとめで分かった。

 政府が承認したプロジェクトは現在113件で、獲得できる排出権は年間5000万トンを超える予定という。国内全体で、2008年から12年の約束期間には年間1億トン分の排出権が必要になるとの見方もあり、来年にかけてさらに排出権獲得に向けた動きが活発化しそうだ。

 議定書には、温室効果ガスの削減目標を達成するための手段(京都メカニズム)として、国や民間事業者が国際協力プロジェクトとして行う「クリーン開発メカニズム(CDM)」と「共同実施(JI)」が盛り込まれた。

最終更新:2月12日10時23分


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