クリントン財団、公的ビルの省エネ改築事業
【ニューヨーク=中前博之】クリントン前米大統領は16日、ニューヨークで開催中の「世界大都市気候変動サミット」で、大都市にある自治体の建物の省エネプロジェクトを発表した。老朽化したビルを省エネ仕様に改築する公共事業に金融機関が融資、浮いた光熱費を金融機関への返済に充てる仕組み。
同プロジェクトはクリントン前米大統領が発起人となった「クリントン財団」が企画。対象は東京やロンドン、ニューヨークなど16都市。同財団によるとABNアムロ、シティグループ、ドイツ銀行、JPモルガン・チェース、UBSの欧米の5金融機関がそれぞれ10億ドル(約1200億円)、計50億ドルの融資を約束した。
更新: 2007/05/19 06:48