世界初ビール発電 豪大など、醸造排水を微生物分解5月5日8時32分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
豪ビール最大手、フォスターズと同国のクイーンズランド大学が、微生物を使った世界初の“ビール発電”に乗り出す。
クイーンズランド大は4日までに、バクテリアでビール醸造排水から電気をつくり、廃水を浄化するプロジェクトに、クイーンズランド州政府から14万豪ドル(約1414万円)の助成を受けたと発表した。
英公共放送BBC(電子版)によると、同州ブリスベーン近郊のフォスターズの醸造所にバクテリア燃料電池を設置。バクテリアが排水に含まれるデンプンやアルコール、糖分を食べ、電気を生み出すと同時に、廃水を浄化する仕組みだ。燃料電池の容量は2キロワットで家庭用電力をまかなえる程度という。
同大学は、新技術が他の多くの食品、飲料などの製品に応用できる世界初の技術と説明。特許を申請している。
最終更新:5月5日8時32分