10年前、『電気自動車の手作り』クラブがあることを知り、
その講座に足を運んで最初に『聞かされた』のが、
国立環境研究所の西岡さんの講演。
ここまで足を運んで
『なぜ?』(参加者はみな早く電気自動車に触れたかった。)
と思ったのもつかの間、
『大変だ、』
を通り越し、
『なんだかもうだめなんじゃないか?』
という失望感を感じたのを覚えています。
『地球が温暖化している』ということ、
そして『温暖化の原因が二酸化炭素の増加で間違いない』としたら・・・
『増加率を抑えることが出来たとしても、世界全体の排出量は減らせはしないだろう』
データを見る限り、『絶望』という文字しか浮かんでこなかった。
孫の顔は見られない時代が繰るかも、と真剣に考えた。
つまり私の子どもたちが子どもを生むであろう『20年後』に、
その次の世代が安心して暮らしていけるという思いがなかったら、『命をつながない』だろう。
果たして安心して『命をつなぐ』決断が出来る『未来』が『20年後』あるだろうか?
今も『防止』ではなく、『遅延』温暖化を遅らせるためでしかない、と思いつつ、
温暖化防止のための『お話』をしています。
そのお話に使うデータは100年後には気温が最低1.4度~最大5.8度上昇するというもの。
でも1.4度じゃ済まないだろう、
それでも既存生物が生きていくにはつらい地球になっているだろう。
そんな思いがあったから、『気候ターゲット 2℃』の考え方は、
『やはり!』
というより、
『やっと言ったか!!』(事があまりに重大で、ちゃんとした裏づけが出来るまで、発表を控えていたのでは)
という思いで受け止めています。
そして、少しでも温暖化『遅延』のために、
省エネ・ごみ減量、など、
★ 気付いた人から はじめましょう。
★ 出来ることから やってみよう。
私たちに出来ること
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『気候ターゲット 2℃』
『気候変動+2℃』の中で紹介している日本の地球シミュレーターで計算した高度経済成長シナリオの下での気候上昇は、2016年に1.5℃を2028年に2℃を、2052年に3℃を突破すると言う結果になっている。そうすると2006年頃が1.5℃突破のポイント・オブ・ノーリターンで、2018年頃が2℃突破のポイント・オブ・ノーリターンである可能性もあるということになる。ちなみに大規模な気候リスクを回避するためにEUが設定した気候ターゲットが2℃であるのに対して、人類以外の生物種の保全を考えて提案されている気候ターゲットは1.5℃である。と言うことは、2006年頃が生物種保全のポイント・オブ・ノーリターンであり、2018年頃が人類の気候リスク回避のポイント・オブ・ノーリターンということになる。
『環境グー』より
http://eco.goo.ne.jp/topics/green0606/01_02.html
ちなみに平均気温上昇による大きな変化は
1℃上昇すると、珊瑚礁が白化。
1.5℃上昇すると、水不足人口が急激に増加する。
2℃上昇すると、西南極氷床が溶け始める。
3℃上昇すると、陸上の生態系に大きな影響が出る。
5℃上昇すると、メタンハイドレートが崩壊する...
『think the earth』より
http://www.thinktheearth.net/jp/climatechange/
メタンハイドレード
http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=2861