カリフォルニア州がGMやトヨタなどを提訴 環境で住民に負担
米国カリフォルニア州は、GM(ゼネラルモーターズ)やフォード、トヨタ自動車、ホンダなど、日米の自動車メーカー6社に対して、自動車の排出ガスが地球温暖化の原因となっており、環境などで住民に大きな負担を強いているとして損害賠償を求める訴訟を州の連邦地裁に起こした。
訴えられたのは、GM、フォード、ダイムラークライスラーのクライスラー部門、トヨタ、日産、ホンダの、米国でのシェアの高い6社。
カリフォルニア州は、自動車は、地球温暖化につながる二酸化炭素などの温室効果ガスを大量に排出しており、これによって数百万ドルの被害を同州に及ぼしているのに加え、今後も被害が増え続けると指摘、製造責任として自動車メーカーに損害賠償を請求する。請求額は最大で数億ドルになる可能性もある。
これについてトヨタ自動車の張富士夫会長は、自工会会長の定例会見で「先ほど聞いたばかりなので、コメントは控えたい」としている。
2006.9.21