<アユ>「水質最悪」の川で稚魚発見 大阪12月28日18時3分配信 毎日新聞
昨年の1級河川水質ランキングで「日本一汚い川」とされた大和川(大阪市・堺市―奈良県河合町、約36.2キロ)でアユの稚魚が見つかった。遡上(そじょう)は確認されていたが、稚魚の発見は数十年ぶり。近畿地方整備局大和川河川事務所によると、稚魚(約5ミリ)が確認されたのは、大阪、堺両市を結ぶ遠里小野橋付近。10、11月に各1回調査し、半透明の稚魚を計約140匹見つけた。産卵場所は特定されていないが、1日あたり約4万匹が誕生したとみている。
高度経済成長に伴う水質悪化で大和川のアユは姿を消していたが、大阪教育大の学生らが今年2月、遡上を確認していた。
最終更新:12月28日18時3分