地吹雪体験ツアー初の中止 20周年も雪不足 青森

「地吹雪体験ツアー」
聞いただけでもぞくっとしますが、暖冬で中止とは。

次の世代、「雪を楽しむ」のは至難のことかも

地吹雪体験ツアー初の中止 20周年も雪不足 青森1月14日7時1分
配信 河北新報

 青森県津軽地方の「地吹雪体験ツアー」を主催する津軽地吹雪会は13日までに、雪不足のため今年は一般客については実施を見送ることを決めた。旧金木町(現五所川原市)でツアーが始まって20年目で、中止は初めて。

 ツアーは厳しい寒さと豪雪を逆手に取ったまちおこしとして毎年、1月下旬から春先にかけて数回に分けて開催。吹雪の中、深い雪を踏みしめて歩く雪原ウオークや馬ぞりなどで話題を集めている。

 今年は肝心の雪がなかなか降らず、青森地方気象台によると、五所川原市の12日正午現在の積雪量は3センチと、平年の32センチを大きく下回っている。このため、今回はツアーを縮小することに。地吹雪会の角田周代表は「津軽の冬の風物詩となっているだけに、実施できなくて残念」と話す。

 主催者によると、申し込みがあったのは一般客約150人と団体客約100人。一般客に対しては中止を伝える。団体客については既に交通機関や宿泊先を予約している関係から、内容を相談しながらイベントを行う。

 ツアー開始20周年に当たることから、関連企画は実施。20日から「地吹雪タクシー」を運行し、地元タクシー会社が「地吹雪だけでも見たい」という人を案内する。飲食店10カ所で地吹雪をイメージした特別メニューも用意する。連絡先は津軽地吹雪会0173(52)2012。



最終更新:1月14日7時1分


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