バイオガソリン販売開始
4月28日8時32分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
首都圏50カ所の給油所で27日、バイオエタノールとガソリンを混合した「バイオガソリン」の販売が始まった。
バイオガソリンは、バイオエタノールからつくった「ETBE」(エチル・ターシャリー・ブチル・エーテル)をガソリンに7%(バイオエタノール換算で3%)を混合。レギュラーガソリンと同額で売り出した。
都内の「環八」沿いにあるジャパンエナジー系給油所「JOMO Value5荻窪店」(東京都杉並区)でバイオガソリンを給油した利用者からは、「環境に優しいし、品質面も心配していない」(30代の主婦)、「レギュラーと同じ価格ならバイオガソリンを選ぶ」(40代の自営業)といった声が聞かれた。
バイオエタノールはサトウキビやトウモロコシなどからつくる。燃焼時に出る二酸化炭素(CO2)は、植物が成長する過程で大気中から吸収したCO2と同量のため、石油など化石燃料のように大気中のCO2を増やさない。石油業界では2010年度から全国で販売する計画だ。
最終更新:4月28日8時32分