凍らせた雪でオフィス冷房、実証実験がスタート
人工池から次々と切り出される雪氷=北海道苫小牧市で
冬の間に北海道内の人工池で自然に凍らせた雪氷を、真夏の東京に船で運び、オフィスビルなどの冷房に利用する国土交通省の実証実験がスタートし、7日には雪氷の切り出し作業が報道陣に公開された。
この日午前の苫小牧地方は平年よりやや低めの15度前後。縦横各1メートル、高さ50センチほどの大きさに切り出された雪氷は、この後20~30時間かけてフェリーなどで輸送され、実証実験を行っている東京・墨田区の「リバーサイド墨田セントラルタワー」に搬送。同タワーでは、雪氷を使った「冷熱エネルギー」でビル内を冷やしている。
(読売新聞) - 7月7日17時23分更新