有料化、マイはしキープも/脱・割りばし反応上々

日本の山を守るため国産材を使用することは大事、→住宅など・・・でもコスト高^^;

海外の森林を、一度使うためだけにお箸にしてしまうことには反対!

ワタシも、事務所ではマイ箸持ってます。

有料化、マイはしキープも/脱・割りばし反応上々

お箸専門店 桜さくや

有料化、マイはしキープも/脱・割りばし反応上々

 コンビニエンスストアの割りばし有料販売など環境にやさしい取り組みが注目を集めている。中には居酒屋チェーンの「マイはしキープ」といったユニークなサービスもあり、お客の反応は上々だ。

 ▽はし持参で割引券

 居酒屋の「八剣伝」や「酔虎伝」を全国展開するマルシェ(大阪市)は二月、全国の約七百六十店舗で年間消費する割りばし千五百万膳(ぜん)を、再利用できるプラスチック製はしに代えた。

 同社は四月以降、各店で順次、マイはし販売やはし持参客に割引券を配るポイントサービスも開始。東京都江東区の八剣伝森下店が、二百八十円のはしをお客に買ってもらい、店が預かる「愛のマイはしキープ」サービスを独自に実施したところ、キープ数は現在、五百件を超えた。

 コンビニチェーンのミニストップは九月に全店舗の三分の二に当たる約千二百店舗で、弁当や総菜用の割りばしの有料販売に踏み切った。奈良県産の吉野ヒノキ製で一膳五円。売り上げは森林保護活動への寄付に当てる。都内の神田錦町一丁目店は「一日平均十膳前後売れる」と話す。

 ▽中国製が98%

 林野庁によると、割りばしの国内消費量は年間二百五十九億膳。約98%は中国製だが、原材料のシラカバの伐採が環境に悪影響だとして、中国側が昨年十一月、一膳当たり30%値上げしたことで、原材料の切り替えを図る企業もある。

 コンビニ大手のセブン―イレブン・ジャパンは、都内の直営店のうち二十二店舗で、原材料を中国産シラカバ材から資源豊富な竹材に切り替え、本格導入も検討。弁当チェーンの「ほっかほっか亭」を展開するプレナス(福岡市)は中国以外の輸入ルートを開拓中という。

 一方、一九九一年に四百二十カ所あった国産割りばしの工場は次々廃業し、昨年には百八カ所まで減少した。日本割箸(わりばし)輸入協会は「中国製は一膳三円だが、国産は安くても十円。国産は量、価格ともに中国製に太刀打ちできない」とみる。

 こうした中、国産の塗りばしなど高級ばしの売れ行きが伸びている。東京の西武百貨店池袋本店では、塗りばしの売れ行きが前年比で約15%増と好調で、売り場の規模を二倍に拡大した。

 この店ではOLらが外で買った弁当を食べる時などに便利な、半分に分解できる携帯ばしを九月に発売。四千―五千円の値段にもかかわらず、十月に入って毎日二膳程度は売れるという。同店の担当者は「『割りばしがもったいない』と言って買われる方も多く、環境への配慮が生活に定着してきている」と話す。
2006年10月26日(木)


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