気温上昇、2~3度で世界的損失=温暖化の影響で合意-IPCC
4月6日13時0分配信
時事通信
【ブリュッセル6日時事】国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の第2作業部会は6日(日本時間同日)、地球温暖化の影響に関する新たな評価報告書の採択に向けて最終調整に入った。これまでに、「地球の平均気温が2~3度以上上昇すると、全地域で便益の減少かコストの増加のいずれかが生じる可能性が高い」との見解で合意。地球温暖化によって、世界各地で経済的な損失が発生する恐れがあるとの認識で一致した。
自然環境や生態系に与える影響など、その他の部分に関しては議論が難航しており、5日に終わる予定だった会議は6日にずれ込んだ。
最終更新:4月6日13時0分